2021年11月20日読了時間: 6分顕微鏡下手術の特徴Phaco Chop法による核分割研修施設では、殆どが初期研修にDivide and Conquer法を採用しています。何故でしょうか?Phaco Chop法と比較して簡単で誰にでもできる手技と信じられているからなのでしょうか。また、教える側もこの方法しかマスターしていないからでしょうか。両者とも、広く一般...
2021年11月17日読了時間: 5分顕微鏡下手術の特徴器具の把持方法(利き手が右の場合)全ての器具はペンホルダーを基本として、母指、示指と中指の3指で持つことを実践して下さい。残る薬指と小指は接地用に使います。加えて左手を添えることで右手の安定的な動きの補助をしてください。添え方は、左手の母指、示指、中指の3本を器具または手に添えてください。左手の3指は右手の...
2021年11月17日読了時間: 2分顕微鏡下手術の特徴器具を握る力の程度最大握力での握りを10として10段階に握る力を程度分けすると、1-2程度の握力で把持してください。現在の自身の把持力の確認方法ですが、シリンジを超音波プローブを握る握力で握って下さい。次に、指導医等にシリンジをゆっくり引き抜いて貰いましょう。この時、抵抗なく引き抜けるのが正...
2021年11月17日読了時間: 6分顕微鏡下手術の特徴前嚢切開 CCCチストトーム、前嚢鑷子、ヘムトセカンドレーザーによる方法に大別されますがほとんどが、前2者の方法を行っていると思います。両者にはメリットとデメリットがありますが、簡単に短時間に施行できるのは圧倒的に鑷子です。 研修医の初手術時での5mm径のCCCの完成率は、私の経験ではチス...
2021年11月17日読了時間: 1分顕微鏡下手術の特徴分割鉗子(分割フック、チョッパー)の持ち方3指による把持が基本ですが、分割鉗子は垂直程度に立てた状態での使用や母指と示指によりネジを回すような動きをする必要があるため、ちょっとした変形が必要です。 母指と示指の腹でまずは把持し、そこに中指の腹を添え薬指を患者の顔に接地させ安定させます。中指の腹で鉗子を持つことで、鉗...
2021年11月17日読了時間: 2分顕微鏡下手術の特徴超音波または皮質吸引プローブの持ち方ペンホルダーでプローブ先端から3-5cmの位置で把持しましょう。 長く持てば持つほどチップ先端を動かすために長い距離を持ち手側で動かさなければならないため程よい長さで持つ必要があります。短すぎても奥目では対応し難く、繊細にチップ先端を動かすためには不向きです。また可動域を最...
2021年11月17日読了時間: 1分顕微鏡下手術の特徴シリンジの把持方法手背を上方または直角に向けて把持することで、針先の動きの自由度が増します。反対に手掌を上方に向けてシリンジを把持する術者が多くいますが、針先の動きの自由を制限するためこの把持方法は避けるべきです。 超音波スリーブの調整 超音波チップの先端が1mm程度出ている様にスリープを調...
2021年11月17日読了時間: 4分顕微鏡下手術の特徴手術顕微鏡の調整手術顕微鏡は、対物レンズに対して平行な面に焦点が合う構造になっています。白内障手術では、角膜切開、CCC、核破砕吸引、皮質吸引等、ほぼ全ての手技が眼球の光軸に対して垂直面に焦点を合わせることで行えます。 このため、患者さんに顕微鏡の対物レンズの中心即ち一番明るい場所を凝視し...
2021年11月17日読了時間: 3分顕微鏡下手術の特徴患者さんの頭の位置決め術者の姿勢や患者さんの安楽な体位保持は手術手技以前に大変重要な問題です 眼科術者は1日10-20人の手術を行い、40年に渡り安定した手術を行わなければ成りません。その為に、腰椎ヘルニア、腰痛、手足の痺れや肩こりを起こさない姿勢を保持することを常に心がけましょう。また、窮屈な...