手術も術者個々により様々なバリエーションがありますが、手術侵襲を最小限にする術式とは、簡易な手術手技であり且つ手術工程を最小限にすることで達成されると考えます。

手術にはそれぞれの工程(ステップ)がありそのステップ毎に合併症が発生する可能性があるため、ステップ数を減らすことで合併症の発生率を低下させられると考えます。言い換えると、余計なステップをできるだけ排除して手術自体を簡略化して合併症を減らすと言う考え方です。また、この工程を最少化することで手術時間は短縮され術中の患者さんの体動、忍耐力、全身状態の悪化等を軽減できるでしょう。
簡易な手技にするとは
術者全員がマスターできる簡単な手術手技であれば合併症は減少するでしょう。即ち、個々の手術手技を単純化(簡単に)して、それを積み重ねて全ての手術工程を行うことです。
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